「オフィスのロッカーの鍵をなくした!」あるいは「コインロッカーの鍵をなくした!」と慌てていませんか? 確かに鍵を無くしては、中の荷物を取ることができず大変です。ここでは、オフィスのロッカーの鍵あるいは駅などにあるコインロッカーをなくした際にまず行うべきことや開け方、紛失防止グッズなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ロッカーの鍵がない場合にすべき3つのこと
オフィスのロッカー、あるいはコインロッカーの鍵をなくしたとき、まずすべきことは落ち着くことです。ゆっくり深呼吸をして、心を落ち着かせましょう。その後に行うべきことは、以下になります。
ポケットやバッグの中身を確認する
まず最初に、衣服のポケットやバッグの中身を確認しましょう。無意識のうちに、いつもとは異なる場所に入れたかもしれません。ポケットは衣服にあるすべてのものを、実際に手を入れて探してください。バッグを調べる際は、一度中身をすべて出して確認することがポイントです。眼鏡ケースや化粧ポーチなど、意外な場所に紛れ込んでいるかもしれません。特にロッカーに使われている鍵は、家の鍵などと比べて小さいものが多いです。徹底的に探しましょう。
ロッカーの鍵を落とした場所を思い出す
次に、ロッカーの鍵を使ってから今までに訪れた店舗や施設を思い出しましょう。ひと通り思い出したら、スマートフォンなどを使って連絡先を調べます。デパートや百貨店など大規模な施設や駅などであれば、落とし物センターがあるはずです。電話をかけて、落とし物として届けられていないか確認しましょう。
オフィスのロッカーやコインロッカーの鍵の場合、キーホルダーなどを付けていないと自分が利用している鍵であることを証明するのは難しいものです。そんなときは、一旦ロッカーの鍵穴をチェックしてください。番号が書かれている可能性があります。これは鍵番号というもので、簡単にいえば鍵を識別するための番号です。さらにロッカーのメーカーなども確認します。鍵番号とロッカーのメーカーは鍵にも刻印されている可能性があるため、相手に伝えてみましょう。合致すれば、あなたが利用者であると信頼される可能性が高まります。
警察に問い合わせる
それでも見つからない場合、ロッカーの鍵を拾った第三者が、警察に届け出ているかもしれません。落とした可能性のある地域の警察へ電話して確認しましょう。似たような鍵が届けられていれば、前述と同様鍵番号やロッカーのメーカー名を伝え、本当に自分がなくしたロッカーの鍵なのか確認してくだささい。
ロッカーの鍵をなくした時のNG行動
ロッカーの鍵について、注意したいことがあります。それは「ロッカーの鍵は必ずしも自分の所有物ではない」ということです。一般的にオフィスのロッカーやコインロッカーは、勤務先の企業や管理会社が所有権を有しており、それをレンタルする形となっています。よって、以下の行動はNGとなることが多いので、注意しましょう。
鍵開け業者に嘘をついて依頼する
確かに鍵開け業者であれば、ロッカーの鍵を開けられる可能性は高いでしょう。しかし、多くの鍵開け業者は、依頼を受けた際に「そのロッカーは本人が所有しているものか」を確認します。ここで嘘をついて依頼するのは絶対にNGです。ほとんどの場合は嘘がばれますし、嘘がばれたら違約金を支払う必要が生じることも。絶対にやめましょう。
ピッキングで開ける
映画や小説でピッキングを利用して鍵を開けるシーンはよく見られますが、一般人が簡単に行えるものではありません。見よう見真似で行っても鍵は開かないばかりか、鍵穴を傷つけてしまう恐れがあります。特にロッカーがあなたの所有物でないのなら、問題がより深刻になる可能性があるので止めるべきです。
オフィスのロッカーの鍵を紛失した際に行うべき行動
残念ながらロッカーの鍵が見つからなかった場合、どのように行動すべきでしょうか。まずは、オフィスのロッカーの鍵を無くした場合から考えます。
上司や管理者に相談する
最初に上司、あるいはロッカーの管理者に相談しましょう。まず最初に謝罪することを忘れずに。鍵をなくしたことを黙ったままでいると、何かのきっかけでばれた際、信用を大きく失うことになります。また、鍵を拾った第三者に悪用される可能性も忘れてはいけません。
合鍵やマスターキーを借りる
もしロッカーの合鍵あるいはマスターキーがあれば、ロッカーの中にある荷物を取り出すことができます。管理者に合鍵・マスターキーの有無を確認し、あるようでしたら開けてもらいましょう。この時も、事前にきちんと謝罪したうえで依頼することが大切です。
メーカーに相談する
ロッカーのメーカーを調べ、問い合せれば同じ鍵を入手できる可能性があります。前述の鍵番号を伝え、相談しましょう。ただし、落とした鍵が第三者に悪用される可能性も否定できません。セキュリティを重視する場合、シリンダーごと交換するほうが安全でしょう。自分だけで決めず、上司やロッカーの管理者の指示を仰いでください。
コインロッカーの鍵を紛失した際に行うべき行動
コインロッカーの鍵をなくした場合、どのように対応すべきでしょうか。こちらも基本的にはオフィスのロッカーと同じ流れとなります。
管理者に連絡する
駅などにあるコインロッカーの多くは、施設を管理する企業ではなく別企業が管理しています。コインロッカーのどこかに管理会社の連絡先が書かれているはずなので、探して連絡しましょう。
このとき、管理会社より防犯上の理由からコインロッカーの中身が本当にあなたの所有物であるかを確認される可能性が高いです。コインロッカーの中にどのようなものを入れていたのかを思い出すと同時に、身分証明書も用意して管理会社の担当者がやって来るのを待ちましょう。本人確認が取れれば、管理会社はコインロッカーのマスターキーで開けて中の荷物を返してくれます。
紛失料などを支払う
管理会社にもよりますが、防犯上の理由から合鍵を作成せず、シリンダーごと交換することが多いです。費用も管理会社により異なりますが、おおよそ数千円程度と考えておきましょう。管理会社へ連絡するのが遅くなった場合、延長利用料金を請求される可能性もあります。事前に管理会社へおおよその金額を確認しておくのが賢明です。
ロッカーの鍵紛失を防ぐ可能性を高める便利グッズ
ロッカーの鍵は自分の所有物でないことが多く、キーホルダーなどを付けているケースは少ないでしょう。ここでは、ロッカーの鍵の紛失を防ぐ可能性が高まる便利グッズを紹介します。
紛失防止タグ
紛失防止タグとは、スマートフォンなどでタグの位置が把握できるグッズです。ロッカーの鍵に取り付けておけば、万が一鍵をなくした際も見つけられる可能性がアップします。ロッカーの鍵は一時的に所有するケースも多いため、取り外しが用意なタイプを選ぶとよいでしょう。
キークリップ
キークリップとは、キーホルダーとクリップが一体型になった収納グッズです。クリップ側をバッグの内ポケットに、反対側に鍵を取り付ければ、鍵を落とす可能性が減るばかりか、バッグの中身がゴチャゴチャした際もすぐに鍵を探し出せます。さまざまなタイプがありますが、ロッカーの鍵を取り付ける場合は簡単に取り外しを行えるタイプを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ロッカーの鍵はロッカー自体が自分の所有物でないことが多いため、鍵をなくすと関係者に連絡を取る必要が生じるケースが多いです。「怒られるかもしれない」と不安に感じるかもしれませんが、オフィスの鍵をなくして会社をクビになる可能性は限りなく低いですし、コインロッカーの鍵も多くの場合は弁償さえすれば解決します。なるべく早めに連絡して、指示を仰ぐようにしましょう。