鍵がない!家の中に入れない!困った時の対処法

帰宅してドアの前で「鍵がない!」と慌てた経験はありませんか? あるいはまさに今、鍵がなくて慌てていませんか? 鍵がなければ当然、家には入れません。そればかりか、鍵を悪用されて不審者が部屋に不法侵入する可能性も生じてしまいます。ここでは、家の鍵が見つからない場合の対処法や、とりあえず家に入る方法、鍵をなくしたときに行うべき行動やNG行動などを紹介します。

鍵がないときの開け方

気温が低いときや雨雪が降っている時、鍵が見つからないと大変です。そのような状況でドアの前に佇んでいれば、体調が悪化しかねません。そのようなときは、何はともあれ部屋に入ることを第一に考えましょう。ここでは、鍵がないときの開け方をご紹介します。

管理会社や大家に相談する

お住まいが賃貸住宅であったり、マンションにお住まいの方は管理会社や大家に連絡する手があります。管理会社や大家に連絡するのは嫌だと思う人がいるかもしれません。しかし、賃貸住宅あるいはマンションにお住まいの場合、鍵の紛失は個人の問題ではなく入居者全体に悪影響を及ぼす可能性があるので、連絡は必要不可欠です。管理会社や大家が合鍵を管理している可能性は十分に考えられます、到着まで時間がかかる可能性もあるのでまずは連絡してみましょう。

一部の管理会社は、自社で合鍵を管理せずセキュリティ会社などに委託している場合があります。その場合は管理会社にセキュリティ会社の連絡先を確認するとよいでしょう。

合鍵を所有する家族・友人に連絡する

もし合鍵を所有する家族・友人がいれば、連絡しましょう。合流して鍵を開けてもらうことはもちろんですが、鍵の紛失は家族・友人にもセキュリティ面などで悪影響を与えてしまう可能性があります。謝るべきところはきちんと謝りつつも、合鍵をもってきてくれるようきちんとお願しましょう。

戸締りを確認する

窓やベランダなどをチェックしましょう。運よく鍵の閉め忘れがあれば、とりあえず家の中に入れます。ただし、自宅が2階以上にある場合は転落事故などが発生する可能性があるので止めましょう。たとえ自宅が1階であっても、他人の敷地には入ってはいけません。また、セキュリティ会社のセキュリティサービスに加入していた場合、不審者と間違われる可能性もあります。スマートフォンアプリでセキュリティ状態の変更ができるようならば、設定をオフにしてから実施しましょう。

鍵開け業者に依頼する

戸建住宅にお住まいの方、あるいは管理会社・大家から鍵開け業者への依頼を指示された方は、鍵開け業者に連絡を取りましょう。鍵開けのプロに依頼すれば、おおよその鍵を開けてもらうことができます。ただし、鍵開けを依頼する際は本人確認書類が必要となります。また鍵開け業者に依頼する際は鍵開け料金はもちろん出張料金、深夜・早朝割増料金、運よく鍵が見つかった場合のキャンセル料金などが発生しますので、よく検討のうえ依頼しましょう。悪質な鍵開け業者に依頼すると、法外な料金を請求されるかもしれません。インターネットで検索しても信頼できる鍵開け業者が見つからない場合は、日本ロックセキュリティ共同組合のWebサイト(https://www.jalose.org/)で検索するのも、ひとつの手です。日本ロックセキュリティ共同組合は内閣総理大臣認可を受けた団体なので、加盟店であれば比較的安心といえるでしょう。

とはいえ、100%安心できるとは限りません。「事前に見積もりを取り、見積もり以上の金額が発生しないことを確認する」「電話録音やメールなど、やりとりの記録を残すようにする」「万が一追加料金が発生する場合は、事前に了承を得るようにする」などの防衛策を講じましょう。それでもトラブルが発生したら、国民生活センターや消費生活センターに相談してください。身の危険を感じるのであれば、警察を呼んでもよいでしょう。

鍵をなくした際に行いたい5つのポイント

鍵がなくて慌ててしまう気持ちは十分にわかります。しかし、慌てるだけでは何も解決しません。ここでは、鍵をなくした際に行うべき5つのポイントを紹介します。

まずは落ち着く

鍵をなくしたとしても、まずは落ち着くことが第一です。手早く心を落ち着かせる方法のひとつとして、深呼吸が挙げられます。呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸の2種類がありますが、深呼吸には腹式呼吸がおすすめです。息を吐きだしたら、お腹を意識しつつ鼻から空気を吸います。その後数秒間息を止めたら、口からゆっくり吐き出します。数回繰り返せば、心が落ち着くでしょう。

ポケットやカバンの中身を確認する

心を落ち着かせたら、ポケットやカバンなど鍵を入れた可能性のある場所を調べましょう。「もう探した」と探さないのはNGです。カバンやポケットの中身をすべて出し、徹底的に探しましょう。人通りがあり出すのに気が引ける場合は、コンビニやスーパーのトイレを借りるのもよいでしょう。普段使わないポケットを探すのはもちろん、化粧ポーチや眼鏡ケースなども開いてよく探してください。

立ち寄った場所を思い出し連絡する

それでも見つからない場合は、家を出てから帰宅した場所や乗り物をすべて思い出しましょう。バスや電車なら、落とし物は営業所や忘れ物センターなどに集められます。スマートフォンなどを使って連絡先を調べ、電話してみましょう。店舗や施設などの場合も同様です。以下に、おもな問い合わせ先をまとめましたのでご参照ください。

おもなJR各社の問い合わせ先
JR東日本お問い合わせセンター 電話:050-2016-1601
JR東海東海お忘れ物案内 電話:050-3772-3910
JR西日本お客様センター 電話:0570-00-4146
JR九州お忘れ物案内ダイヤル 電話:0570-00-2937

おもな私鉄各社の連絡先
東京メトロお客様センター 電話:0570-033-555
都営交通お客様センター 電話:03-3816-5700
京急ご案内センター 電話:03-5789-8686
小田急お客さまセンター 電話:044-299-8200
東急お客さまセンター 電話:03-3477-0109
西武鉄道お客さまセンター 電話:04-2996-2888

保管期間は店舗や忘れ物センターにより千差万別ですが、おおよそ1週間と考えておくとよいでしょう。遺失物法34条2号では、取得日から1週間以内に警察署へ届け出ないと、拾得者としての権利が取得できなくなると定められています。具体的には

  • 報労金を請求する権利
  • 3カ月経過後、取得者が受け取る権利
  • 保管に要した費用を請求する権利

です。なので、どんなに忙しくても7日以内には連絡するようにしましょう。

自動車やバイク、自転車を確認する

移動手段として自動車やバイク、自転車に乗った場合は、駐車場・駐輪場も調べましょう。乗り降りする際に、ポケットから鍵が落ちることは少なくありません。自動車の場合は、車内もきちんとチェックすることが重要です。座席の下や座席間のすき間に落としていたり、ダッシュボードの中に置き忘れている可能性も十分に考えられます。

歩いた道を引き返す

道端で、鍵がカバンやポケットから落ちた可能性も考えられます。最後に立ち寄った場所から自宅までの道を引き返し、探してみましょう。あなたが歩いた道順通り引き返すのがポイントです。日が落ちて暗い場合は、スマートフォンの明かりなども使ってしっかり探しましょう。

警察に遺失届を提出する

どうしても鍵が見つからない場合、近くの交番や警察署などで遺失届を提出しましょう。遺失届を提出していれば、鍵が警察に届くと連絡をもらえます。運よく鍵が見つかった場合は受け取りに行くことになりますが、受付は平日のみとなります(年末年始を除く)。また、受け取りには身分証明書、郵便物(郵送で連絡があった場合)、委任状(代理人が受け取る場合)が必要となりますので、忘れずに持参しましょう。

鍵をなくした際にやってはダメな2つのNG行為

鍵をなくしても、絶対にやっていはいけない行為があります。いずれも無意識にやってしまいがちな行為なので、気を付けましょう。

鍵がないことをSNSに投稿する

TwitterやInstagramなどのSNSで、友人・知人に向けて「鍵がない!」と投稿する行為はNGです。あなたの投稿を見ているのは、友人・知人だけとは限りません。不審者があなたの投稿を見て悪事を企む可能性があります。投稿が拡散してしまうと、不審者に届く可能性が一層高まりますので、絶対にやめましょう。

鍵穴に針金などを差し込んで開けようとする

小説やドラマなどでは、針金を使って開錠するシーンがよく描かれますが、これも絶対にNGな行為です。鍵穴を痛める行為であり、万が一鍵穴が壊れてしまうと高額な修理費用が発生する可能性があります。鍵開けは鍵開け業者に任せましょう。

鍵ををなくした際は「鍵の交換」を

残念ながら鍵が見つからなかった場合、その後に検討すべきなのは「鍵の交換」です。万が一悪意のある不審者が鍵を手にした場合、不法侵入のリスクが発生するからです。できる限り早めに鍵の交換を行いましょう。

一戸建てにお住まいの方であれば、鍵屋やホームセンターなどに依頼すればよいでしょう。賃貸住宅やマンションにお住まいの方は、まず管理会社や大家に相談します。たとえばオートロックを備えたマンションの場合、エントランスに入る鍵は共用である可能性があります。つまり、なくした鍵を拾った人が、エントランスまで入れることになります。マンションの管理規約によっては、全居室の鍵を交換する可能性もゼロではありません。ただ実際は鍵をなくした部屋のみ交換するというケースが多いようです。まずは管理会社へ相談しましょう。

鍵の紛失に火災保険が使えることも

鍵を紛失して鍵開け業者に依頼した場合、あるいは防犯のために鍵の交換を行った場合、火災保険が適用される場合があります。火災保険の対象となるのは「建物」と「家財」です。鍵も家財のひとつなので、火災保険が適用されるのです。保険会社やプランなどにより補償される対象が異なるので、もし火災保険に加入しているのであればぜひ確認しましょう。

家の鍵の紛失防止に役立つグッズ

家の鍵を無くして慌てる前に、紛失防止グッズを活用して鍵を無くさない工夫を行うことも重要なポイントです。ここでは、家の鍵の紛失防止に役立つグッズをご紹介します。

紛失防止タグ

紛失防止タグとは、通信機能を備えた小型デバイスのことです。スマートタグや忘れ物防止タグとも呼ばれています。鍵に付けることで紛失時に場所を特定したり、手元から離れた際に警告を受け取ることができます。AppleのAirTagやMAMORIO、Tileなどが有名です。

紛失防止キーチェーン

紛失防止キーチェーンで鍵とカバンや衣服に繋げることで、紛失の可能性を大幅に減少できます。伸縮するリール式やカール式のもの、離れるとアラームが鳴るものなど多彩なラインアップとなっています。

キーボックス

暗証番号で開閉できるキーボックスを使えば、鍵の持ち運びが不要となります。合鍵を入れておき、万が一の時に利用するという手段も考えられます。

まとめ

MAMORIO株式会社が発表した「鍵の紛失に関する実態調査」によると、過去過去1年間で「鍵が手元になくヒヤッとした経験」がある人は56.6%、紛失後「見つからなかった」と回答した人45.6%という結果になりました。おおよそ2人に1人が鍵をなくした経験があることになります。つまり、鍵をなくしたのはあなただけではないのです。落ち込まずに最善の手を尽くして、トラブルを解決していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました