バイク・原付の鍵がない!紛失した際の対応法などを紹介

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バイクや原付に乗って移動しようとした時に「鍵がない!」と慌てた経験はありませんか? バイクや原付の鍵を紛失すると移動できなくなるのはもちろん、その後のスケジュールが崩れてしまう、余計な駐輪料金が発生するなどさまざまな問題が発生します。ここでは、バイク・原付の鍵をなくした場合の対処法や、覚えておきたいポイントなどをご紹介します。

バイク・原付の鍵が見つからないときに確認すべきこと

バイク・原付の鍵の紛失が発覚して、パニックに陥ることもあるでしょう。まずは、落ち着くことが第一です。深呼吸などをして、心を落ち着けましょう。その後に行うべきことをご紹介します。

立ち寄った店や施設を思い出し、連絡する

バイク・原付を降りてから鍵の紛失に気付くまでの間に、訪れた店舗・施設を思い出しましょう。そして、すべての店舗・施設に電話で連絡してください。多くの店舗や施設は、落とし物があった場合は一時的に預かる仕組みになっています。ただし落とし主が現れない場合、廃棄されてしまう可能性もあるので、なるべく早めに連絡しましょう。拾得者が拾得物に係る権利を失う期は7日なので、遅くとも7日以内には連絡すべきです。どの店舗・施設でも見つからなかった場合、別の拾得者が警察へ届け出ているかもしれませんので、近隣の交番や警察署にも確認しましょう。

ポケットやカバンの中を確認する

ポケットのすき間やカバンの中の荷物に紛れ込んでいるかもしれません。すべての物を出して、隅々まで調べましょう。「普段はこのポケットに入れないから」と、思い込みで調べないのはNGです。無意識のうちに入れた可能性も十分に考えられます。

家の中を隅々まで探す

もし家の中でバイク・原付の鍵を無くした可能性が高ければ、家の中も隅々まで調べましょう。普段鍵を置いている場所の近辺や洋服ダンスの付近、洗濯物を保管する場所など、ポケットやカバンの中身を出し入れする可能性のある場所を重点的に探すと、見つかるかもしれません。家族と同居している場合は、鍵を見かけなかったか確認することも忘れずに。

スペアキーを探す

スペアキーを使えば、バイク・原付を動かすことができます。スペアキーを所有しているのであれば、それを使いましょう。今あなたのいる場所がスペアキーを保管する場所から遠い場合、同居する家族などがいる場合は存在の確認だけでもしてもらいましょう。バイクを置いて帰宅し、後日スペアキーをもって戻ってくることができますし、「スペアキーがあるから何とかなる」と安心感が得られるのは非常に大きいです。なお、一旦バイク・原付を置いて帰宅する際は、盗難に十分注意してください。

メットインの中に閉じ込めていないか調べる

意外に多いのが、メットインにバイク・原付の鍵を閉じ込めてしまうケースです。ほとんどのメットインは、シートを閉じると自動でロックがかかる仕組みとなっています。スペアキーがあればメットインを開けてすぐ確認できますが、ない場合はイモビライザーが反応しない程度にバイク・原付をゆっくりと揺らし、メットインに鍵が閉じ込められているかどうか、聞き耳を立てましょう。

このときに注意したいのが、メットインを無理に開けようとしないことです。テレビや映画などではピッキングという手法で解錠する場面を見かけますが、素人が行ってもまず開かないばかりか、鍵を壊してしまいかねません。またシートを無理やりこじ開ける行為も、バイクが破損する恐れがあります。絶対に止めましょう。

バイク・原付の鍵を紛失した場合の対処法

どこを探しても見つからない、あるいはメットインの中にありそうだがスペアキーがない場合などは、何とかして鍵を開ける必要があります。ここでは、開錠を依頼できるサービスをご紹介します。

JAFなどのロードサービスに依頼する

JAFなどの各種ロードサービスに依頼すれば、鍵開けを依頼することができます。有料会員になっていれば、無料で依頼可能です。任意保険にロードサービスが付帯している場合もありますので、確認してみましょう。多くのロードサービスは現地まで赴いてくれるので、辺鄙な場所であっても安心です。

鍵開け業者に依頼する

鍵開け業者に依頼するのもひとつの手です。ロードサービスと同様に現地まで赴いてくれるほか、24時間対応している場合もありますので、早朝・夜中であっても安心です。バイク・原付の種類によっては、その場でスペアキーを作成できる鍵開け業者も存在します。ただし、鍵開け業者が現地に到着する前に鍵が見つかった場合、キャンセル料が発生します。依頼する前にもう一度、鍵がないか探してみてください。また、出張料金や深夜・早朝割増料金など、各種特別料金が発生する場合もあります。事前に電話をして、おおよその金額を確認しておくとよいでしょう。

バイク屋に相談する

近所にバイク屋があれば、相談してみましょう。鍵のキー番号をもとに、メーカーから鍵を取り寄せてくれる可能性があります。バイク屋によっては、鍵がかかったままのバイクの移動も行ってくれるかもしれません。ただし、バイク屋は鍵開けに対応していないケースがほとんどです。メーカーからの取り寄せには時間がかかるので、注意しましょう。

鍵を紛失したら、警察へ遺失届を提出しよう

バイク・原付の鍵を紛失してどうしても見つからない場合は、交番や警察署へ速やかに赴いて遺失届を提出しましょう。遺失届は24時間受け付けています。遺失届を提出しておけば、鍵が見つかったときに警察から連絡がもらえます。遺失届を提出する際は、落とした場所や時間をなるべく明らかにしておくことが重要です。なお、警察に届いた拾得物の保管期限は3カ月となっていますのでご注意ください。

各都道府県の警察署に届いた落とし物は、以下のページから閲覧できます。事前に確認しておくとよいでしょう。

ERROR: The request could not be satisfied

運よく鍵が見つかった場合は、指定された警察署で受け取る流れとなります。多くの警察署は受付時間が平日の限られた時間でのみとなっています。うまく時間を工面しましょう。受け取る際は身分証明書の提出を求められますので、お忘れなく。

バイク・原付の鍵紛失を防ぐお役立ちグッズ

バイク・原付の鍵は小さく軽いので、無くしやすいです。世の中にはさまざまなバイク・原付の鍵紛失防止グッズが販売されていますので、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

キーホルダー

鍵に付ける定番グッズといえば、キーホルダーです。紛失防止を重視してキーホルダーを選ぶ場合は、鈴など音が鳴るタイプのものを選ぶとよいでしょう。鍵を落とした際に音が鳴るので、気づく可能性が高まります。

紛失防止キーチェーン

キーホルダーと同じく、バイク・原付の鍵によく付けられているのが、キーチェーンです。リール式やコイル式のものを使い、反対側をベルトループやカバンなどに繋げておけば、鍵を落とす可能性を抑えることができます。

紛失防止タグ

紛失防止タグとは、Bluetoothなどを利用してスマートフォンなどから位置情報が得られるデバイスです。代表的なものとしては、AppleのAirTagやMAMORIO、Tileなどが挙げられます。一定距離以上離れた場合に音やメッセージで知らせてくれる機能なども用意されています。

まとめ

バイク・原付の鍵を無くすと、解錠の手配や新しい鍵の取り寄せなど、行うべきことが数多くあります。焦った状態で適切に行動するのは、なかなか難しいでしょう。そのようなときは、バイク・原付を購入した店舗や、バイク・原付を所有する友人に相談するのもひとつの手です。バイク・原付の鍵を無くしたのは、あなただけではありません。まずは心を落ち着かせて、対応していきましょう。

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